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新行政書士コラム

2012年1月30日 月曜日

遺産2000万円程度がもめる・・・

日経電子版(1月17日)の記事より

 このところ金融機関や百貨店などで、遺産相続に関する講座が多く開催されるようになりました。こうしたセミナーで講師を担当していると、受講者の方からよく、こんなご指摘をいただきます。「相続争いなんて、一部のお金持ちの話でしょ?」

 たしかに、映画やドラマなどの相続がらみのストーリーでは、莫大な遺産を巡って相続人たちが愛憎劇を繰り広げます。また著名な経済人や芸能人など場合も、大規模な資産の相続をめぐる臆測が語られたりします。

 しかし「相続争いは一部のお金持ちの話」という先入観は、はたして事実なのでしょうか。私が司法書士として多くかかわった経験からすると、相続でトラブルとなるケースは、遺産総額で2000万~3000万円程度が多く、決して一部の資産家に限った話ではないのです。遺産相続のトラブルは、誰の身にも起こるのです。

 実際、私が目にしたこんな事例があります。


ケース(1)
 一人暮らしの母親(75)が亡くなり、遺産として姉弟に自宅が残された。

弟「お母ちゃんがなくなってもう1年や。俺んとこも、この1年でえらい数の取引先が潰れてしもた。姉ちゃん、ぶっちゃけて言うとな、俺の商売もしんどいねん。今年は姉ちゃんとこの娘、大学出るやろ。そこで相談やけど、お母ちゃんが残した遺産はこの家以外にはないから、売ってしもてお金に変えたいんや。駅前の不動産屋のおやじに聞いたら、家屋はほとんど価値がないが、土地は2000万円くらいにはなるやろと言うてた。姉ちゃん、この家、出てくれへんか?」
姉「あんた、それが一つ屋根の下で過ごした肉親にかける言葉か! あの暴力夫と別れて実家へ帰り、苦労して子供を女手一つで育ててきたのに、それを知っててよくも......」
弟「それとこれとは別の話や。法律的に言うたらお母ちゃん名義のこの家は、姉ちゃんとおれの半分ずつや。うちも息子が私立の大学行ってて金がめちゃくちゃかかるし、わかってくれやぁ」
姉「商売が苦しいて、男やったらなんとかしぃやっ! だいたい、お父ちゃんとお母ちゃんの思い出がいっぱい詰まった家を簡単に売るなんて、情けないわ。あんたと話もしたないし顔も見たない。はよ出て行きっ!」
http://www.nikkei.com/money/features/17.aspx?g=DGXNMSFK1201K_12012012000000


⇒本当によく聞くお話です。悲しいことですが、現実です。
どなた様も、相続の備えを忘れずに。遺言をするのが最適な方法であることに間違いありませんが。


投稿者 新行政書士事務所

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